these foolish things

Prejudice and Fiction

灰色

 

 

ここ数年、僕はなんでもかんでも理由を求めたがる。

 

キッカケは彼女。

彼女には、アホみたいに高級なレストランに隔週で行ってはアホみたいに全皿写真を撮ってっていう習性がある。それが災いして、記念日とかイベントにかこつけて月に2回僕もフレンチを味わうことになりかけた。2019年の12月とかかな。

 

格式高い雰囲気の中で、自炊では到底辿り着けないメシを食べられるからフレンチは好きなんだが、それをハイスパンでする理由は見つからない。そもそもそんなに金が無い。だからモメた。

 

その過程で、なんでハイスパンであんな高いメシを食いたがるのか、何がしたいのか、と動機の部分にフォーカスを当てるとまあいろいろ答えが返ってきたが、僕には到底辿り着けない世界だった。残念ながら、人と人とは分かり合えない。期待しちゃダメだ。

 

 

ここで一種の恐怖を覚えた。

自分の「好き」に理由がない、そんな人ばっかじゃねえか、と。消費するだけして、感想がない。「好き」に対して心の奥底の原体験との繋がりがないってのは、どうもおかしい。何者かによって「好き」と言わされているほかない。

 

んで、僕も知らず知らずのうちに空虚な消費をしてるんじゃないか、とメタに引いた。自分の「好き」に対して言葉が紡げないのは生きている心地がしない。

 

 

自分には割とショッキングだったようで、それから何事にも理由を見つけられているか、プロテスタントの如く心に手を当ててみるようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『花束みたいな恋をした』を観た。長く付き合ったカップルが別れる話、と聞いて怖いもの見たさで以前から気になっていた。

 

感想を留めておこうと思う。

 

とにかく一部始終、ずっとシンボル。長く付き合うあるあるとサブカル好きカップルあるあるが単に一本の筋書きに並べられただけの映画。安い映画だな、と思った。

 

…のは、観た直後。

 

銭湯でポカポカしながら考えていたら、カラダのととのいに伴って映画も整理できた。

 

映画が安いんじゃなくてカップルが安いのであって、映画はそれを風刺しているだけなのか、と。

そう思うとあらゆるシーンがなかなかヘビーな皮肉で飾られてたなあとフラッシュバックされ

た。

 

たとえばさ、お互いはサブカルを共通項に惹かれ合っていくわけやけど、サブカルが好きな理由とかメインストリームに対する敵対スタンスとかは映画からは捨てられてたやん。んで、この捨象が意識的やとすると、「理由がないマン」「ハイパー消費者」をイジってるんよな。

 

 

そのほかは、別れる理由は大まかに言うとコミュニケーション不足やったと思う。

でも映画中はずっと菅田将暉有村架純の声が流れてた。コミュニケーション不足にしては声が流れてた。ということはつまり脳内の独り言で話が紡がれていたわけや。

「お互いなんでも言い合える仲(※)」をイジってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあこうやって、地下1階地下2階と掘っていくことは体力を使うけれど、どこかで水が出てくることを信じるしかないよな。

本屋の入口には大切な情報が置かれていない。ポップで「虚無」が飾られているだけ。

それと一緒で表象とか記号それ自体には何も意味がなくて、地味な棚に潜む良書と出会って身を削ってまでして考えることに意味がある。と、信じるしかない。灰色の今はその行為を信じるしかない。しんど。

 

 

幸せの代償

 

「年末だから1年を振り返る」

 

これが苦手なことに気づいた。

自分のばあい、年をまたぐタイミングにわざわざ畏まって1年の出来事を思い返したところで、楽しかったBBQとか旅行とかシンボリックなイベントのことばかりが頭に思い浮かぶだけで、「あの人のボソッと言ったあの発言」みたいな類の心が真に揺れたタイミングは思い出せない。しかもそういうタイミングは得てして地味なのでやはり思い出せるわけがないのである。たぶんこの悩みは人類共通だと思う。

 

そう。そこで開発されたものが日記なんじゃないか。自分と社会が繋がった感覚を得た。

 

Pたのしく生きたいな

Dたのしく生きる

Cたのしく生きたな

Aたのしく生きよう

 

ここ5年このサイクルで過ごしていて、それはそれはもう幸せな5年だったと言い切ることができるが、今になってひとつ問題を感じた。

あらゆることを「幸せ」と捉えることで幸せにはなれるのだが、物事はそんなわかりやすくないのである。まわりのモヤモヤ浮いてるどうでもいいようなことに気を配らず、幸せ/幸せじゃない の2項で世界を見ていた。失われた5年のモヤモヤはデカい。どうでもいいことをどうでもいいと見逃してきてしまっていた。どうでもよくなかった。

 

2021-2025 ほぼ日5年手帳、買いました。

 

 

 

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会話のパラグラフ意識

 

 

いやあ、驚いた。

熱が冷めないうちに綴る。

文でセンスを魅せたいとかじゃない。

 

 

仕事終わりにゴールドラッシュ新宿南口店で1ポンドハンバーグを食べていた。パクパク。

 

 

人ひとり通れるくらいの通路を挟んで27歳前後の男女が向かい合って座っている。カップルかな。ふたりとも髪型には気を遣っているし清潔感はあってまあ普通の見てくれ。んで、もう距離が距離なもんで嫌でも会話が耳に入ってくる。

 

 

そしていきなりワンバース目で度肝を抜かれる。

 

女「服っていつもどこで買う?」

男「RightOn かなあ」

 

しょーもなすぎる。人生終わってんなこいつら。

 

そうである。マッチングアプリで初めて出会ったであろうふたりであり、男に至っては一言目から死語を発している。RightOnとか久々に聞いたしおまえ僕より年上でRightOnはないて勘弁してくれ。

 

続く会話は…

 

男「服ってどこで買うの?」

女「GUとかかなあ、あとUR(アーバンリサーチ)」

男「アーバンリサーチって何?」

女「知らないの?」

男「ごめん(笑)(笑)」

 

あ、これは別に女は悪くないわ。男が悪い。2バース目にしてぜんぶ丸ごと理解した。僕が女ならどうしようかと思って怖くなってきた。

 

まず「ごめん(笑)(笑)」じゃあねンだよな。

おまえの謝罪は、「東京のど真ん中でマッチングアプリに手を出している分際でURも知らんってのは会話が飛び地だらけになる予感がしますね、そんな会話をさせていただく時間はあなたにとって無駄なので帰った方がいいですよね、え、てかもう帰りますね、お会計お願いします!」を意味していない。事の重大さをわかっていない。人に恐怖を与えているのだぞ。怖いわ、こういう飛び地人間。

交通網が発達していないのにIT発達が異常で交通系ICが整っている国インド、みたいな話をどこかで見聞きした覚えがあるがそれをふと思い出した。

 

 

 

続く会話はもう歯が浮いて浮いて聞いてられない。

 

女「好きな映画は?」

男「休日は何してるの?」

女「友達に子供が生まれてさ」

男「ネットフリックスしてる?」

 

タイムラインかよ。軽率に会話をするな。僕も初対面の人とはこういう会話をしているんやろうけど、やっぱマッチングアプリで出会ってる前提を置くと聞くに耐えないな。

 

まず会話が横展開一方向。A4オモテ1枚に30パラグラフ、みたいな。それ保たないよ〜 死んで〜 (ザ•パンチ)

付き合うかもしれない相手にどうして縦展開の会話ができない?興味ないってことなのかな。じゃあわざわざハンバーグ食べに来るなよ〜

 

 

とずっと僕は自分と会話しながら1ポンドを食べ終わって帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかすると、僕が異常なだけで、彼が普通なのかもしれない。普通の男はRightOnで服を買いURを知らずにマッチングアプリをホゲホゲ触っているのかもしれない。

と思うと、自分と自分の周りにいる友達はやっぱり最高なのかもしれないな。何をするにしても自分の内側に理由を見つけて、その感覚を外側の世界で確認するんだから。僕は異常だとしてもこっちの世界のほうが好きだし、行き辛いけど毎日幸せを確認できる。

あの男は自分の外側の理由が自分の行動原理になっていてなにも意志がない。マッチングアプリがあるからやってみる、とか脳とかハートを介してないんだろうな。生き易いんだろうな。

 

 

 

 

 

といった衝撃のディナーでした。

最近寒いし気をつけようね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お金を雇う

 

お金について最近思うことを綴る。

最初っからスピンオフで申し訳ないが、もっと良い投資商品があるので外貨建保険はマジでやめといたほうがいい。たとえば10年間毎月1万払う契約をすると、10年以内に解約すると損する。つまり毎月1万払っておきながら10年間は数千円しか貯金してくれていないわけだ。たとえ10年経ったとて積立利率が1.5%の今わざわざ入る意味もない。時間価値が織り込まれていないし、10年間資金効率がダダ下がりであることに気づかないといけない。

将来的に小中高で金融教育できるような人になりたいな。

 

 

 

 

はい、本題。

 

まず、毎月安定したお給料が振り込まれることに感謝している。ボーナスも、なんでかよく分からんけど、何に対するボーナスなのかよく分からんけど、あげると言われているからちゃんと頂戴している。アザス

 

 

病気にかかったとてちゃんと毎月保険料を払っているから一時出費が嵩むことはほぼないと見ているし、なんといっても僕という格付Cジャンク債に投資してくれた親に経済的負担はもうかけられない。身近な病気予防として歯科検診もちゃんと3ヶ月毎に行くし、なんならガン検診もちゃんと行こうとまわりの不幸な例を見て思っている。友達の友達やで、ヤバくね。https://youtu.be/xJmhcdDGuX4

 

 

 

 

病気よりも怖いのが結婚だ。

「婚約指輪は給料の3ヶ月分」とかバブル期の広告代理店がナメたこと言いやがってよ。ならさ、婚約指輪を無金利の12回払いで買える消費者金融スキームとそれを「普通」とみなしてくれる社会も整えてから言ってくれよな。ホント無理なんだが。ということで僕はシロツメクサを編むことで婚約の意志を表明させていただく。あとクッキーとか焼けば良いかな。教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、ちゃんとお金を管理しよう。

積立NISAで毎日1700円分(月3万-年40万)の投資信託を買う生活を2年ほど続けている。いちおう今年度は含み益も合わせると月収くらい利益が出ている。本当に地味でおもしろくないのになんか稼げている。おそらくコツは、判断しないことだと思う。

そのリンゴが高いのか低いのか、なんてわからない。から行動経済学に基づいたチャート分析が購買行動を導いて、その総意としてヒゲが現れてくる。ただ、チャートなんてのは嘘ばっかなので、嘘を嘘と見抜けない素人が損をしていく、そんな世界だと感じている。嘘の嘘の嘘なんてわかるわけがないし、敵は駐車場の埋まり具合を人工衛星から観察して商業施設のブラックフライデーの利益を推察するようなヘッジファンドなど、ヤバい奴らばっかなわけである。

 

だから素人は、あらゆる判断をしてはいけない。毎日XX円が自動で積み上がっていく「判断しないシステム」を自分で作ってしまって、あとは放置。あとはドルコストマジックと時間を味方につけるだけだ。

 

ただ、ただ。

毎日金融市場に目を通している割には、S&P500と欧州株とひふみプラスにお金をブチ込んでいるだけで、他に何もリスクを取っていないので余裕資金が寂しそうにしている。余裕資金は機会費用のことを考えるとリスクですらあるので、ちゃんと管理できるなら投資に回したほうが良い。

時間と知識を機会費用で買ったと考えて、これから新しい銘柄に手を付けてみようかと思う。

 

 

 

 

じゃあ、どうしよう(泣)

 

まず、「サラリーマンが20万を1億に!」などの本は夢物語だから本になっているわけなので再現性がないことは容易に想像がつく。それで芋を焼いたほうが効用デカい。

次に、別にそんな高望みしていない。まず、ローリスクハイリターンなんてものはこの情報発達社会に存在し得ないので、20万を1億にするために取るリスクはライフ4くらい必要なのである。

 

100万が150万になる、つまり年収が1.5倍になるくらいのリターンがリアルな目標かな。手取り20万が税引前で30万になるって十分じゃない? 年功序列で総量はデカくなっていくし。

自分が働いている時間帯、眠っている時間帯に、お金にも働いてもらって、んで1.5倍になって帰ってきてもらう、これを実現したい!

 

 

 

 

 

じゃあそれに見合ったリスクを喰って、んで管理すればいい。考えていると、改善したい課題が見えてきた。

 

まず積立NISAは、結婚を期に一部解約することを除いては、長期積立が目的となっている。今も長期積立を念頭に、数十年後も基準価額が上がり続けるとされているさっきの3銘柄を信じて投げ銭している。だから、コロナショックの時も信念は曲げずに買い続けたし、これからもアメリカは強いままと信じて買い続ける。

 

ほいでコロナショックを経て、毎日基準価額が下がる保有銘柄を見ながら、下がれば下がるほど得をする「空売り」に手を出したくなった。

けど空売りはとにかく手を出すべきではない信用取引の一部。金融系サラリーマンなので口座開設すら許されなかった。

じゃあ次の手札は!!! ということで、株式市場に恐怖の感情が渦巻いたときに急騰するVIX指数を買うべくCFD口座も作ろうとしたが同様にダメだった。ビックリした。

 

 

金融マンは個人的な信用取引が禁じられているのだ。アパーーーーーーー

 

結局落ち着いたのは、TOPIXとかNASDAQ等のインデックス関連のベアファンドである。普通の投資信託と同じように毎日の終値で決済がカマされる。ETFとはまた違う。

要は、毎日指数がピーク値をつけている市場は近々暴落すると見て、暴落したタイミングで逆に儲けちゃえっちゅーファンドである。なんか、上がるタイミングってよく分からんけど、下がるタイミングってなんとなくわかるやん。いくら考えたところでプロとは情報量の時点で負けているから、ラフに判断して損しないものを選べたら良いのだ。しかも変動幅にレバレッジがかけられているので、サヤ取りの投機商品としてたいへん資金効率が良い。手数料たかいけど。

 

 

 

ということで、今までただ耐え凌ぐだけだった下落局面も味方につけよう、というのが現時点でのスタンスである。うまくいくかなあ。

んで、個別株はやっぱ1単元買うのに大きめの資金がいるから、不動産投資と同じでちょっとまだ余裕ないな。けどグロース銘柄選びの訓練は始めていこう。ええかんじの四季報ドリルとかあれば教えて下さい。

 

 

 

あと最後にひとつ疑問。

日銀がETFを買い支えているからこそ成り立ってるような今の株高市場はさ、日銀がETF売却していったらどうなるんやろ。まだまだコロナ対策のETF爆買い枠残ってるみたいやけど、GPIFは一部売却し始めたってニュースチラ見したんよな。そもそも人口減少の国の株価指数が上がっていること自体おかしいからなー。とりあえずはひふみに任せよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タブカラーとカフスと。

 

 

東京にやってきた。

 

 

 

19年京都-5年神戸、想像以上に関西人だった。

 

しかも傍から見れば「上品な」関西人だ。勘弁して欲しい。第一印象はある意味悪ければ悪いほど良いので。

 

 

 

ショートショート駄文を以下に綴る

 

 

 

余裕のある人

僕はいま、「余裕がある人」だそう。

あながち間違いではなかった。というのも友達は良くしてくれるし、彼女と距離を感じたことがないし、仕事も日々発見がおもしろいし、お金もギリ足りるし、ロードバイクが健康生活を導いてくれている。心身ともに健康で常にヘラヘラ笑っていられる。

なんだか完璧かもしれない。

 

ただ、向上心の欠如がどうも悩ましい。

精神的に向上心のないやつはバカだ、という言葉に煽られて揃える向上心など自己欺瞞の塊でしかない。向上心はあったほうが良いから向上心を持つ、そんな理屈など認められない。

向上心を育むストーリーを独力で編んでいかなければならない。難しいなあ。

 

『こころ』を今読み返すと違った見え方がするかもしれないな。青空文庫を覗いてみよう。

 

 

 

 

タブカラーとカフス

父親の影響で『007』が好きな自分は、主人公ジェームズ・ボンドのスーツスタイルを参考にするようになった。

ただ、スーツの良し悪しというのは素人にはたいへん分かりづらく、そこがハマる要因になっているのかもしれない。知っている人だけが知っていて、着る人がだけが分かっていて、それはすべて厳格なルールに基づいている。ステキなエコシステムだと思いませんか。ルールがあるのが良い。

 

まだサラリーマンの幼虫であることを自覚し、まずは『007』をマネることにした。

 

ダニエルクレイグ版のジェームズ・ボンドは既に5作あって、6作目はコロナ禍で2度も延期を喰らっている。前情報はいいとして、その内3作目『SKYFALL』から衣装が「TOM FORD」提供になりコスチュームデザイナーもそこからひとりの人が継続して担当している。その人が誰、とかそこまで踏み込めていなくてもどかしいが、僕は3作目以降のボンドスタイルがものごっつ好きなのである。カッコよすぎる。

 

 

 

特に。


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3作目『SKYFALL』で 007_license to kill を再び得ようとするもアル中やら体力の衰えやらでやつれてしまってなかなか現場復帰できないボンドが着ている、薄い無地ブルー(おそらくオックスフォード地)のタブカラーシャツがお気に入りだ。

 

ほいでから。


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4作目『SPECTRE』でクリストフ•ヴァルツのアジト内を動き回る濃紺無地スーツがもう濃紺の美しさを教えてくれたよね。砂漠に差し込む強烈な太陽光に青じゃなくて黒が反応する紺、なにかしら言葉が与えられてても良い。

紺にもいろいろあると知って、光の下で赤が反応する紺のスーツをこないだ仕立てたが、マジで良い。想像以上に地味で良い。

 

 

 

 

こういう風にそれぞれのシーンで「お手本」が散りばめられている。

そこで何を真似ようか思案した結果、タブカラーとダブルカフスは取り入れることにした。

 

 

タブカラーとは。

ネクタイの美しさは首元で決まる。

人それぞれ好みはあるが、結び目(ノットという)が小さく収まる four-in-hand knot が好きだ。いちばん簡単ゆえいちばんポピュラーな結び方にもかかわらず、品川ではちゃんと結べている人をなかなか見かけない。こういうところがおもしろい。

その地味に光るノットを物理的に浮かせてくれるのがタブカラー(襟)だ。襟周りがスッキリする。『SKYFALL』では全シーンがこのタイプのシャツだったと記憶している。


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ダブルカフスとは。

袖が二重でダブルカフス、以上。

ダブルカフス自体はフォーマルな位置づけにあるらしく、確かに愛用していて思うが華やかさより厳格さのイメージかなあ。

また、困ったことにボタンがついていないのでカフスボタンが必要になる。カフスボタンが無ければ彼シャツ着た男みたいになる♂ ダボい。

じゃあカフスボタンを選ぼう。ここは何も気にせず白蝶貝一択。カフスボタンは自ずと目立つから絶対に目立たせたくない。けど目立たせたい。というか、カフスボタンしないと留まらない袖型を敢えて選んでますよーというそこだな。その答えとしての白蝶貝である。

『SKYFALL』の広告はかっこいいね!カフスも目立たないし!ショベルカーで列車の後部座席を千切って列車に乗り込んだあとに涼しい顔でカフス直してるダニエルクレイグかっこよすぎる。後部座席千切るのコロケーション初めてやな。
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タブカラーとカフスだけで、なんだか1UPした気持ちになれる。周りの世代で無地とタブとカフスを決め事にしている人に出会うことがない。

一方で、襟型をカッタウェイにしたり、ストライプシャツを買ったり、クレリックにしたり、っていうのは今のところ自分には下品に映る。誰もが思いつくし、ハードルは低いし、何より目立ってしまう。まだ吸収しきれない。

自分の物語があって、その物語がやんわりと外に零れてしまうような身なりを心がけていきたい。

 

 

 

あとはスーツなんですけど、すべてTOMFORD製。一度は袖を通してみたい。。。

そもそも Super170's とかいう細い糸を使って織られたスーツなんてワンシーズン着たら破れてしまうくらい繊細なんやけど、その犠牲があって成り立ってるツヤなんてもう涙ポロリ。

そんな高級スーツを仕事で着るなんてできるわけがない。せいぜいSuper130'sとかで、110あればなかなかのツヤが出る。カシミヤスーツとか安くで仕立てられへんかなあ。

 

スーツはいろいろオーダーしてみて思うが、ユニバーサルランゲージメジャーズのセールを逃さず初日にキャッチするのが結局安いし仕立ても良いしでいちばん良い。

摩擦系数ゼロのなで肩をどう扱うか一緒に考えてくれるスタッフさんが、ストレスないフィッティングを提供してくれた。まさしく「価値」そのもの。よそで仕立てたスーツをその日は着ていたんだが、どこが悪いか思い切って聞いてみたらズバズバ改善箇所言ってくれて、いやプロやなあと思ってしまった。ちゃんと言ってくれるんよな。

 

はーねむ、寝よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちとしては


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おつかれさまです。

コロナおつかれさまです。

 

 

コロナが導き出す就活生に対する解は、大企業に行け、の一択になるかと思われます。木の盾と木の棒しか持っていないLV.1の自分が棺桶に入っていないのはどう考えても会社に守ってもらっているから。会社はすごいぞ。自分と友達を信じて就活を乗り切れ!

 

 

突然2パラ目で余談という推敲してなさをご披露してしまうが、自己分析のお手伝いしますみたいな新卒2年目のバカに頼るな!奴らは心の拠り所が自分を崇め奉ってくれる就活生しかない裸の王様やねんぞ!大いにいじってやれ!バカなので嬉しがるぞ!バカが祟ってLV.1なのにすぐ独立するから見とけよ!転職2場所目でアムウェイに魂売るからな!入れ墨彫って覚えとけ!

 

 

 

 

 

余談と悪口に熱が籠もりすぎる。戻ってきた。

ただよくよく考えてみると、まがいなりにも/巡り巡って/なんだかんだで/気付けば/ふとした瞬間に/思わず 社会に価値を提供していて、ピンハネできない源泉徴収システムに則って年貢を納めているからこそ守ってもらえている、と考えた方が正しいのかもしれないな。アムウェイよりよっぽど僕の方が偉いぞ(?)

 

 

 

 

 

 

 

ということで本題。

テレワークを推進するためには何が必要だろうか。スムースなオンライン環境?トップの熱量?違う。コロナである。という風刺を目にした。必要は発明のマッマですね。

 

例に漏れずLV.1の僕にも全国一斉テレワークの詔が降りてきた。が、見切り発車もいいとこで回線がパンク。「ログインできませんでした」のフラッシュ暗算を味わう。結局テレワーク開始2日目までパソコンは鉄の塊(テツカタ)と化し、「繋がらないですゥ」と定期的に上司に報告する激務を抱え込みながら一足お先にGWが始まった。

 

 

しかし悪意は余裕でバレてた。タダ働きさせないぞという殺気に満ちた本社マインドがオフラインでも伝わってきた。これが5Gか?便利になったな?

優秀なITバカ達が頑張ってくれたおかげで、ものの2日でテツカタに命が吹き込まれ、せっかくのGWに幕が降ろされてしまった。ほどほどにせえよ。

 

 

 

覆水ボボンボンということでテレワークするしかない。よっしゃテレワークかますで。テレワークしたるで。ウチはオフィスやねんで。ウチはサテライトなオフィスやねんで。とリピートアフターミーして机をひっくり返して戦闘態勢に入った。

 

けどやっぱり家にはベッドがあるので普通にベッドでうにょうにょしてしまうんだなこれが。無数のコイルに身を包まれながら働けるならそうなっちゃいますよ。

こうしてうにょうにょテレワークできる環境が完成した以上、コロナ感染リスクも踏まえて出社したくない。上司からの出社要請があれど、そのメールに記載のガード文言「テレワークも可」に過剰反応。「たいへん恐縮ですがコロナ感染予防のためテレワークにて業務遂行いたします」とウヒョウヒョ返信してベッドでうにょうにょだ。パンチラインか?

 

 

 

メガネの話だ!!!!!!ペンを取ったのはメガネと自分との関係性を綴りたかったからだ!!!!!!!本当にここで終わるところだった!!!!!樹海みたいな文章でごめんなさい!!!!!!生きて帰ってきて!!!!!!!メガネの話を綴るよ!!!!!

 

 

これくらいの勢いをつけないとウダウダしてしまう。周りのことばっか綴って真ん中のこと言わないみたいな。GiorgioBlaiseGivvn的な僕のドーナツ文章はまさしく僕の性格をそのまま映しているな。

でもね、こういう不真面目な/斜に構えた性格を更にブーストさせてくれる言葉がひとつある。大して興味を持ったことないタモリの言葉:「真面目な奴が一番要らない。物事のおもしろさは物事のまわりに存在しているのに、真面目な奴は真ん中しか見ない」セレンディピティ的な出会いをしたこの言葉がなんだか妙にしっくりきている。

 

 

 

 

メガネの話だ!!!!!!ペンを取ったのはメガネと自分との関係性を綴りたかったからだ!!!!!!!本当にここで終わるところだった!!!!!まだ樹海なうですか?????すみませんヘリ飛ばしますんで!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

「おうちにいてください」の小池百合子シャウトに各企業が反応し、ここぞとばかりに何でもかんでもアーリオオーリオ猫も杓子もテレワークにかこつけてテレワーク応援セールを実施している。おうちにいようぜ。

 

 

おかげさまで前々から狙っていたブルーライトカットレンズのメガネを手に入れることができた。医療の観点からするとそもそもブルーライトの人体への影響は限定的らしく、わざわざブルーライトカットレンズに金を払うのもなあと思っていた矢先、オプション代をコロナがぶっ飛ばしてくれた。そして一回くらい試してみたいしな、ということで購入に至った。

使ってみた感想、うわ新しいメガネいいな、である。ブルーライトカットレンズがどうこうとかじゃない。単純に新しいメガネが増えて嬉しい。自分でも普通に気付いていたが、普通に、ごく単純に新しいメガネが欲しかっただけである。

 

 

 

 

僕のことをメガネの人と捉えている人が多いと思うが、僕は自分のことをメガネの人と思ったことはない。がしかし、認めざるを得ないくらいメガネをかけている。

というのもメガネが楽だからだ。1DAYコンタクトも使うが、いかんせん目が死ぬ。よってコンタクトはONの日しか着けなくなってしまった。逆に言えば僕はデフォルトでOFFである。大学時代なんてONの日が無いぐうたら生活だったので、それこそ本当にメガネの人と思われても仕方なかったのかもしれない。

でも僕は高校までメガネを頻繁に利用していなかったし、気持ちとしてはやっぱメガネの人ではないという意地的なものが自分の中にある。メガネの人という記号をなんとなく自分自身が受け容れられていない。自己認識と他己認識がズレていて、僕自身が自己認識を変容させるとなると無理にダブりが生成されてしまうので、他人に認識を改めていただきたい、みたいな? けど他己認識を改めていただくには、僕はメガネの人じゃないと主張するかメガネを外さないといけない。

 

 

もうめんどくさいしメガネの人でいいかwなんだだかこれまでたくさんメガネ買ってきたし。

 

中3に初めて買って15本くらいかな全部で。金子眼鏡とか白山眼鏡店とかいいなって思うけど、結局JINSに吸い寄せられちゃう。安いしアフターサービスちゃっかりしてるし、良いメガネを買ったところで機能性は変わらんって分かってるからなかなか飛び込めない。でも、うわあのメガネいいなって感じるものの多くが白山眼鏡店のもの。やっぱカッコいいものはオーラがハッキリしてるな。JINSであのオーラを放てる人になりたい。

JINSの店員ともウダウダ話したことがあるが、彼がJINSの店員であるというポジションはさておき、メガネなんてひとつを長く使うようなものでもないのだ。その日の気分とかバッグに入ってたのがこっちだからという理由でコロコロ変える方が性格に合っている。

 

 

 

 

樹海から戻ってこれましたね。

おつかれさまでした。

 

コロナで日々誰かが不平不満をこぼしそれを見て自分も不平不満をこぼしてしまう、そんな殺伐とした毎日が続きますが、そういう類の「感染」は気の持ち用で防ぐことができます。楽になれる人と話すとか練乳ガブ飲みするとかしてストレス解消していきましょう。

 

 

 

 

Take Five.


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お疲れ様です。

神戸支社業務スタッフの古島です。

 

 

早速ではございますが

標記の件につきまして

振り返り云々を記していきます。

 

今年を振り返るにあたり5つのキーワードをご用意いたしましたので、各自ザッピングいただいた上でこの記事は最後まで読むに値するかどうかご判断いただきたく存じます。

 

という風に社内メール調なのはここまで。

まあ会社にどっぷり使っているわけだ。

 

 

はい。

 

 

 

 

 

 

 

•時計

今年は時計を2本買った。というか、買いつつある。時計を、買い"つつ"ある。絶賛ローン返済中だ。

信用創造という仕組みはえげつないし、金利というえげつない発明を無効化する「無金利フェア」ももっとえげつない。

 

売るつもりこそないものの、リセールバリュー、資産価値が比較的安定している素敵な時計と巡り会えた。

とりわけ驚いたのが、僕が買ってから半年後に廃盤の兆しが見え始めたこと。時期も良かったなあとしみじみした。

 

ギャンブルも女遊びもタバコもしないし、わざわざシャツの袖捲くったり、わざわざ左手で吊り革持つようなこともしないので、人としての品格を損なわないよう時計を愛でていきたいですな。ブランド物の纏い方と数字は人格ですから。秘すれば花

 

時計以外の服飾品で買ったものは、エアリズムとヒートテックと暖パンだけ。寒さと暑さには抗えないということが、1年間の家計簿を見てよく分かった。ユニクロだけでもかっこよくありたい!

あ、スーツは米。必需品のカテゴリです。

 

 

 

 

•バー

学生時代は下半身原付ってくらい原付乗ってたし、そもそも下戸やし、ってことでお酒とは距離を置いて細々と生活していた。

 

社会人になってやっと平地で生活できるようになり、定期券が会社から支給されていることもあり主な移動手段は電車に。

つまりお酒が僕に近づいてきたわけですな。

 

ことの始まりは、清竜人みたいな友達とその彼女が、ハンター坂のLagunaTheBar っていうLux-Lux-Luxuryなバーに連れて行ってくれたあの日。1軒目があそこじゃなかったら絶対にハマってなかった。

あ、こういう世界ってあるんや。フルーツ生絞りって贅沢すぎません?果肉無視とか贅沢すぎません?あ、意外と自分で払える額なんですね。これすごくないですか?突き出しのレーズンうますぎるわ。あ、突き出しじゃなくてチャームって言うんですね。チャームのレーズン美味しゅうございますね。チャームだぞ。

っていうあの日のウダウダした感動のまま、いろんなバーを開拓しつつある。

 

し、行きつけのバーなどという雑誌ワードすら日常的に使えるようになってきた。マジ勘弁。トラッフルっていう六甲のバーが良いんですわ。家で全く同じレシピで作ってもあの旨さにはならない。悔しいけれど、バーテンダーの作る空間には完敗である。

 

 

それでは何を飲むんだい、何を飲むことを幸せとしているのかい、何が嬉しくてバーへとテクテク足を運んだり運ばなかったり、はたまた運ばなかった日の心の行きどころは結局バーにあるんじゃないのかい、という滝沢クエスチョン。

 

答えは、ジンベースのカクテルだし、バーに行かなかった日はバーに行かなかったことを意識してしまう。心の中の滝沢には全てを見透かされているな。

中でもオールドスタイルのソルティドッグが美味しい。ソルティドッグといえばウォッカとグレープフルーツをシェークして、グレープフルーツの果汁で湿らせたグラスの縁に塩をぐるりとまぶしてあるものが一般的だ。それがオールドスタイルとなると、ウォッカがジンに変わり、塩はグラスの縁でなくグラスの中へ直接投入される。味が歴然とまろやかになり、ジンの特徴である薬草の複雑な香りを楽しむことができる。

いよいよ感が否めないが、オールドスタイルのソルティドッグでバーの善し悪しを測っちゃったりもしている。生絞りのグレープフルーツを使わないバーなどバーに非ず、みたいな。主語をデカくしちゃって。

 

いよいよどころかもう始まっちゃってるのがカクテル作りだ。ボンベイサファイアとシェーカー、メジャーカップ、あと茶こしにこん棒を揃えて、シェークとビルドに耐えられる環境を整えちゃった。

ブドウ、スウィーティー、ルビーグレープフルール、ポンカン、キウイなどフレッシュフルーツをこしらえてはジンに混ぜ合わせてピャコピャコしている。シェークし終えた時の氷の音はピャコだな。あの音はアタックが効いていて非常に耳に良い。あの音にこだわってるバーもあって行くたび感心してしまう。音楽家かよ、って。

 

 

バー、カクテルはお酒の世界への入口だったな。遅ればせながら24歳が失礼いたします。

 

 

 

 

•音楽

ストリーミングの世界にどっぷり浸かったつもりだがまだまだ浅瀬にいる。レンタルCD屋で旧作10枚ジャケ借りをしていたのが懐かしいが、あの時より偶然の出会いも多くなったし、じゃあ結局CD屋の良さってなんだったのか、と思ってしまう。アナログの良さすらデジタルに取って代わられている事実に驚いた。

 

ちょっと悲しかったのが、ペトロールズとSoil&PimpSessionsの新譜。昔から追い続けている2組の新譜が共にイマイチだった。

それは僕の感性が鈍ったからかも知れないし、だからこそ悲しく感じてしまうのかもしれないという前提こそあるが、やっぱり音楽など感覚でしか測ることができないのでイマイチはイマイチと認めざるを得ない。

倖田來未でもない限り大半のアーティストは年に1枚アルバムを出すか出さないかといったところが相場。それなのに全部イマイチ。んー。満たされない日々が続いたな。他にもいろいろ音楽には触れたけど2者の存在がデカすぎて穴は埋まらなかった。

 

 

一応他に聴いてたのはもっぱらKandyTownだったな。15人のルードなヒップホップグループ。

Rap選手権とかジャパニーズヒップホップ界には片足すら踏み入れたことがない。そもそも歌詞には興味が持てないのが理由だと思う。

歌詞とか抜きで何がかっこいいかってなったときに、80年代のソウル•R&Bのノリがサンプリングされているトラックはやっぱかっこええんだな。ビートメイカーNeetzはよく効くツボを知っている。

 

 

今年はちゃんと楽器の生音を聴きに足を使う。そうして音楽を見つけていく。素敵なライブハウスを探そう。

 

 

 

 

 

•仕事

本当に居心地の良いチームメンバーに恵まれた。だから毎日仕事は楽しかった。バカだから落ち込むこともなかったし、バカだからちゃんとアサーティブな会話ができた。

 

仕事内容は主にエクセルのデータ集計とパワポでの会議資料作り。

社内に向けた仕事なので、傍から見たら無駄に見えるだろうし、実際に自分自身もそう見えているし、所属長ですらも無駄な仕事だと思っていることだろう。そこはパンドラなので敢えて開けないようにしている。

組織の末端が頭を使わなくても社会的価値が生み出されるのが組織•企業のすごいところだなあと日々感じていた。

 

がしかし、自分は社内に向けて毎日毎日パソコンをいじる。おかげさまでエクセルもパワポもマウスを使わずに操作できるようになった。マニアックなショートカットでフロアを湧かすで。1年目記念にAltキーのタトゥー彫ろかな。

 

 

財界の優秀なサラリーマンへの憧れや嫉妬で生き疲れ待ったなしだろうが、自分らしくのびのび生活しようとおもいます。

 

 

 

 

 

 

投資信託

株とかやってみたいなでも怖いなっていう意識からつみたてNISAをはじめた。

年度末ということで電卓叩いてみたら、含み益ガッチャンコベースで107%くらいになってる。投信すげえ。株すげえ。

 

仮に元本が1億あれば口開けて待ってるだけで年収700万やで? やばくね?

 

けれどプロがゼェゼェ言うてる世界にママチャリで参加して生きて帰ってこれるわけ無いので、地味にNisa続けようと思います。現状維持がいちばん難しい!

 

 

 

 

 

 

 

そんなぐうたら2019年も終わり、2020年に突入したわけではございますが。

 

2019年、関わってくださった皆さま、本当に楽しかったです。今年も僕と楽しく生きていきましょう。

 

あと東京事変

僕の青春をかっさらった東京事変

もう本当にありがとうございます!