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these foolish things

Prejudice and Fiction

火傷を赦す

ごはん


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start



下宿している御影には「日本一」がある。





それは、



日本一の王将である。




Google検索窓の具合はこうだ。
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なるほど、御影王将はSEOを司っている。









下宿するまで、僕にとっての王将は、

  • 京都の宝ヶ池にある王将にオードリー春日激似のアルバイトがいて「トゥース!!!」と思わず絡んでしまった過去や、
  • 終電で北大路に帰り王将でシメた高校の同窓会や、
  • 家族でわざわざ餃子を買いに行ったことや、
  • 性と犯罪の町こと"山科"にて、王将の社長が何者かに銃殺された事件など…

なにかとメルヘンな思い出で占められている。







一方、下宿を始めてからの僕にとっての王将は、

  • やすい
  • はやい
  • うまい
  • あちい

と、大好きな形容詞をオールカバーしてくれる優秀なゴハン屋となっている。







どっちにしろ王将は生活の傍にある良いお店だ。













さて、御影王将についてだが、
「なんぜ日本一なん?」という疑問がある。

六甲王将には、神戸大学アメフト部RAVENSの冠をつけたレイバンズセットなるものがあり、「天津飯大+コロッケ2ヶ+餃子2人前」で1080円の市場経済大崩壊のメニューがある。それを超えられるのか、とよく思う。



回答としては、「餃子が違う」らしい。
たしかに他の店にはない"味噌ダレ"が置いてあって、なかなかに美味しい。いかにも秘伝という雰囲気の壺に味噌ダレがヒタヒタに入っていて、それがなかなかに美味しい。なかなかに美味しい。


しかしながら!? え!? それだけで日本一なん!? ん〜〜〜!?
と、ちょっと一回大きい声を出したくなる。
差別化にしてはチョロくない!?


実際に御影2年目の僕は何度も通って、天津飯やら回鍋肉やら酢豚やらニラレバやら焼飯やら餃子やら、いろいろ食べた。2日連続王将とか全然した。

日本一、なのか?

やはりこう思ってしまう、、、












そして今日もマイブームの酢豚を目当てに王将に行き、中華鍋をブンブン振り回す店長の背中を前に、店の動きを気にしていた。すると、


(早い、、、、、、この早さ、、、、もしかすると日本一なのか、、、、、、そういうことでいいのか、、、、、、、、、、、なるほどですね、、、、、)


日本一を思わせるスピードがあることに気付いた。全ての調理員が自分の手元をほとんど見ていない。見ているのは次のオーダーや客の動きなどで、店長なんか中華鍋ブンブンおたまカンカン片栗粉ピチャピチャで半ばスポーツである。

そして、チェスばりにハッキリした分業制。店長はとにかく炒めて、おっさん①はとにかく餃子焼いて、おっさん②はとにかく揚げまくって、おっさん③は洗いまくる。来年度から経営管理の授業は御影王将でやって欲しい。分業制のなんたるかがわかる。全員手際が凄すぎてAI(人工知能)の敗北を悟るまである。





そんなキッチンで調理される僕の酢豚は
「スブタイーナーホ!!!」
の合図から30秒で提供された。インスタントすぎる。味は普通にうまい。そして中華鍋そのままくらい熱い。680円、ごちそうさまでした。帰宅して感じるのは、満腹と舌先の火傷である。御影王将、良きもの。





餃子の王将 御影店
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finish
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