these foolish things

Prejudice and Fiction

monthly review _'26 Feb

 

ロイヤルバー@パレスホテル 備忘録

 

1|前提

まず、Martiniとは…何か(ネットリ)──ではない。Mr.Martiniと呼ばれたパレスホテル初代バーテンダーが日本のバー文化に与えた影響についても、ここでは触れない。これは単なる一次情報の記録。2月中旬のとある平日、起きた瞬間に「今夜はパレス」と決まった。二次情報はどうしても嘘を孕むため、初体験はその日のうちに書き留めたく。

 

2|空間

同フロアの開放的なラウンジとは対照的に、バーの入口は心なしか狭い。くぐると光量が落ちる。禅マインド。ホンモノにお目にかかれて“クールジャパン”へ悪態をつきたくなる。

木をレジンで固めたカウンターの曲線は身体に自然と馴染む。所々に腕時計由来と思しき傷。時の経過を云々と言いたいところだが普通に器物破損ではありませんか?腕時計はカフスの内側へどうぞ。

 

3|運営

大竹チーフと、推定20代の女性バーテンダー(以下Aさん)の2人体制。Aさんはチーフの所作を素直に凝視している。師弟関係なんだろう。継承…

 

4|酒

チーフはカウンター端の口数の多い巨漢女性の御守りに入られていたため、Aさんにオーダー。手際が良い。無駄がない。

▷ マティーニ

ゴードンドライジンのキレはそのままに、ステアによって口当たりが丸くなる。(「口当たりが丸くなる」ってなに?)よって自然と一口が多くなり、結果として味を濃く感じる。また、 他所より一杯の分量が多く感じた。尋ねると、テーブル席やラウンジでは零れないよう控えめにしているが、カウンターでは表面張力の限り注いでいるからではないかとのこと。カウンターで飲むのは実利もあるらしい。

▷ パレスジンフィズ

ジンフィズ+牛乳。

三ツ矢サイダーを牛乳で割るグランマに育てられているので抵抗はなく、むしろ懐かしい。いくらプロでも牛乳の分離は防げないようで、早く飲むのが肝心。

▷ ジントニック

ジンはボンベイ、トニックはシュウェップス。どうも最近甘く感じる。リッキーへ続く。

 

5|アテ

鶏の白レバームースが期待以上。焼けたパンにぬりぬりぬりぬりぬりぬりしても減らない量。ぬりぬりぬりぬりぬりぬりしても臭みは抑えられている。レバームースなんて、と敬遠している人ほど感動するはず。チャームはオリーブ6個と柿の種。オリーブはアンチョビ入りの脱法仕様。味が濃ゆいんですわ。地下一階の売店でお買い求めいただけます、というジョークも丁度良いんですわ。ここまでやられるとサービス料15%などやぶさかではございません。

 

6|KIMOCHI

ロイヤルな経験でした。僕の我慢がいつか実を結び、果てない波がちゃんと止まり、月1回バーで少量の酒を嗜む贅沢が100年続きますよに

 

7|料金明細

パレスジンフィズ ¥2,200/マティーニ ¥2,200/鶏白レバームース ¥2,200/ジントニック ¥2,000/トニックウォーター ¥400/サービス料 15%

一流ホテルのバーとしては極めて良心的かと。

 

 

過ぎた匂いは芳しい

駐在解除が現実味を帯びて初めて岡山を恋しく思えている。終わりを意識せんとありがたみが分からん系の元ネタってなんなんやろ。恋空?すべてのきもちは恋空に通ずる?

異動予想としては、岡山残留5割、本社部ラダー異動3割、公募通過1割、キテレツ異動1割。結果やいかに。

漠然とした不安が付き纏うなか、できることは3つか。①引越負担軽減のための断捨離②引越先物件のピックアップ③TENET(自分と妻とビックカメラの引越搬入を同タイミングで執り行なう計画)、以上である。①についてはフィジカル的なものが好きなので身が入らず、②と③については取らぬ狸の皮算用なので身が入らず、けっきょく何もできていない。ワ…

monthly review _'25−D/'26−J

 

赤福

 

1週間に1回すなわち年間52回受けられるからきっと大丈夫、と大きく構えていた統計検定。平均値と中央値の違いもわからんまま3回目の受験でパスしてしまいました。私の運は尽きません。

 

  • 混同

統計学習の過程で、あらゆる選択は安心感と信頼感の2点でチューニングできることを知った。プロ社会人って普段からこういうこと考えてんの?社会人コント師には馴染みがなさすぎる。

さて、いまあなたは阿佐ヶ谷の釣り堀にいます。

Recallは網釣り。金魚も捕れるが枯葉も紛れる。安心感のためのザル指標。連想ワードは、漏れ防止、必要条件的、量的、慈悲深さ、性善説、未来志向、足切り、失敗数、ノイズ、僕の好きなタイプ。

Presicionは竿釣り。絶対にー成功させようねーの信頼指標。他の連想ワードは、ミス防止、十分条件的、質的、誠実さ、性悪説、過去志向、禁忌選択肢、機会損失、精度、僕の苦手なタイプ。

教科書にはそれぞれがトレードオフの関係にある旨記載されているものの、実社会ではトレードオフを受け入れるんじゃなくてどう打開するかが肝心って話がいちばんおもろかった。ご興味あればPCR検査をチェケラです。

 

  • 年始対応

濃紺ぺんてるEnergel(0.7mm)を10本仕入れ、妻に1本、車に2本、筆箱に2本、カバンの各ポケットに1本、自宅と会社の机にそれぞれに1本配置いたしました。もはや手首に植えたい。他のペンはペンに非ず、それほどまでに書き味がデリシャス。お求めの際はお近くの文房具店へレツゴです。あ、さすがにJetstreamは通ってますよ。

 

  • 後入先出法

月に1冊読んだるねんみたいな態度は読書が生活の外側にある感覚、読書を操作の対象にしている感覚がしてなんだかバチが当たりそう。読んでたら月1冊ペースだった、これになりたい。

読書に時間を割いてこなかったことをずっとコンプレックスに感じていて、だからこそ読書に対してロマンがある。そしてロマンがあるからこそ取っ付きづらい。心理的な取っ付きづらさの解消にはフィジカルで対抗するほかなく、手を伸ばした先に本が位置するように卓上を整える。するといちばん上に積まれた新入りの本から読むことになる。あの時に買ったあの本に触れるのはいつになろうか。ロマンはロマンのままであり、それでこそロマンたり得る。はよ読め。

 

  • リリックエンジニアリング

「絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼ぶことができたなら、言葉では伝えることがどうしてもできなかった優しさの意味を知る」

音としては馴染みのあるこの一文、理解するには脳のメモリが足りない。if文のカンマあたりでキャッシュパンパン。

理解のためにも数式化すると「∫(優しさ)dx=意味+C」ということになろうか。ある一時点における優しさは細切れで知覚できないが、連続する優しさが積もると意味(=面積)が表出する、ということかな。なるほど、皿洗いの歌やねんな。

歌詞の一般化を試みたとき、多くの曲が「言葉にできない」「時間が証明」「質素な愛」みたいな共通項で縛られると思う。あの曲とこの曲って言うてること8割一緒、みたいな。さてさてSpotifyの協調フィルタリング実務が気になってきました。

なお、歌詞の分析からは離れるが、株価推移を音声変換して、視覚情報だけでなく聴覚情報からもアクティブリターンを稼ごうとするイカれた研究がある。世界広ぇ。みなさんほんまがんばってください。

 

バーに行くと決めて身体を起こすと美しい1日が始まる。

さいきん友達の影響でマティーニにハマっている。カクテルの王様とも呼ばれていて、ジンとベルモットにピン差しオリーブが添えられるショートカクテル。007が劇中で飲んでいるからと、かつて興味本位で飲んだときはあまりの度数の高さに味わう余裕も生まれず降参した経験がある。今も昔もレシピは同じなのでこの10年で僕の味覚に変化があったのでしょう。

通常、マティーニは上記のお酒をステアして作られる。007は"Three measures of Gordon's, one of vodka, half a measure of Kina Lillet. Shake it over ice, then add a thin slice of lemon peel."と宣う。(ステアやのうて)シェイクなんすね。

ということで顔馴染みのバーでレシピは通常のままステアとシェイクの対照実験させていただいた。シェイクの方が加水された分だけマイルドなのかしらとか思いながらいただいたが、結果としてはまじでわからん。その旨バーテンダーさんに正直にお伝えすると、気を遣ってか「ペットボトルで振った水も水ですからね」と実にわかりやすい説明をしていただけた。優しさがいちばん堪える系やん。バカ舌切り落としてくれよ。

その日はマティーニ2杯とバーボンミルクティー1杯をいただいて、緑道沿いを豆大福食べながらフラフラ散歩したメモラブルな1日でした。独身すぎる。

 

クリストファー・ノーランの次回作『The Odyssey』は2026年7月17日(金)に公開予定です。トロイア戦争後に10年かけて家まで帰る男の話とだけ聞くとマジでおもんなさそうよな。タク呼べ。

紀元前12世紀ごろから擦られ続けた話はそれなりに擦られる理由があるとの仮定から、岩波ジュニア文庫を買ってきて年末に読んでみた。本当に映画公開前に読んでおいて良かった。

内容に対しては3000年も昔やのに人は変わってないねんな程度の感想しかまだ得られていないが、構成がエグい。ヒトに加えて、ヒトと姿形が同じの人格を持つ神が出てくる。このシステムなんやねん。初見殺しで有名なノーランが、ギリシア神話にそもそも馴染みのない東洋人にこのシステムをぶつけて、しかも手癖のままに時系列シャッフルしてくるんやで。わからなさのなかにわかるものをみつけていく… わかりたい⋯

 

monthly review _'25 S-O-N

 

『GOOD LUCK』

小学生のころに運と幸運の違いを描いた小説を親にあてがわれた。『虚航船団』とか『鬼平犯科帳』とかイカれたリコメンドの中で一際異彩を放っていたこともあってか、三十路の今でも心のOSにビルトインされている。

さて、小説の要旨は至って平凡で、「適切な努力をした人にのみ幸運は降り注がれる」というもの。古代のストア派から近代のアドラー、富を謳う椎名林檎もポストZ世代の芦田愛菜も同じようなことを擦り続けており、人間社会においては至って馴染み深い考え方であることには間違いなさそう。

「努力」への言及はストリートにも開かれているわけだが、そうした自分ごと化のし易さが却って毒となることもある。努力現人神こと申真衣さんの"努力は素敵な世界に連れて行ってくれるから好き"といった呟きは正直問題多くの人にとって毒と成り得たのではなかろうか。自分の努力とスケールが違うんですけど?自分の努力は努力じゃないってこと?メンクリ空いてます?

申真衣さんをテーブルに上げるのは極論にせよ、努力の程度を他人との間で相対化すると勝敗が発生する。敗者になれば必ず人はメンクリに行く。したがってメンクリに行きたくなくんば各々が各々の努力を絶対評価するのが良い。「適切な努力」の適切加減は自分で決めて良いのである。

はい、こちら、「適切な努力」の適切さ加減を自分で決めた人に果たして幸運は降り注ぐのかという疑問をいただきましたよ〜!この悩ましい疑問にはプロテスタンティズムの精神が適用できる。自分に幸運が降り注ぐかどうかは生まれた時にすでに決まっているというのがいわゆるカルヴァン予定説であり、幸運人生にしたるでと神様がわざわざ選んだ人ともなれば必ず善行に努めてるやろ、という十分条件を妄信的に信じて力技で必要十分条件足らしめる、そんな話を鶴甲第一キャンパスで聞いた。(寝てたしたぶん夢) 夢で聞いたこの言説こそが僕にとっての真理である。幸運が降り注がれるかどうか、自分が幸せになれるかどうか、そんなこと自分で決めろということ。

キリスト教の渦の中ではこんな言説がまかり通っていて、はたまたアジアの島国にも「諸行無常」なんて言葉があって、幸福ってほんまになんなんやろうな。幸福論講座とかあれば受けてみたいな。

 

 

コンピュータ・ベースド・テスティング

先ほど統計検定を受けてきたが1問差で合格点に届かなかった。幸いなことに1週間経過後に再試験が受けられるのでその場で再試験を申し込んで帰ってきた。何度落ちようと1週間毎に受験資格が復活するので年間52回も受けられる。今日も地球は回るし銀河はでかい。そういえば2015年の原付免許試験も1度落ちて銀河の動画観たな。2度あることはなんとやら…

傷は銀河の動画とピザ2枚とジンソーダで癒してきた。気持ちの落としどころはこうだ。勉強はじめて3週間で1問差までキャッチアップできたという事実を褒め称えたい。今日は俺が俺の味方。恥ずかしながらもペン持つ勉強自体2年ぶりかつ、ド・モルガンの法則なんて10年ぶり、行列なんてほぼ未習やっちゅうねんというアドバンテージを抱えて、なんと1問差。来週受かったらなんと4週間で合格です。52回目で受かったら1年で合格です。えらいこっちゃ。てか初学者が1〜2カ月ペン持っただけで合格水準に届く資格てなんの意味もないのになんなんやろうな人事部って。文句言いたいからこそほんまに今日受かりたかったわ悔しい。

 

 

マルチーズはマルタの犬種らしい

10月中旬に4泊6日でマルタ共和国へ行き、お散歩を楽しんできた。イタリアの先に浮かぶ地中海の島国で、通貨:ユーロ/言語:英語/食文化:イタリア、というキメラ国家。欧米人のリゾート地という点では一昨年行った南仏ニースと被るが、イタリア由来の食文化が舌にハマってボーノアンドボーノアンドボーノでした。

アジア人は極めて少なく、欧米男性のプロポーションは惚れ惚れしてしまう。ハゲても腹が出てもセクシーでありてえよ。そうして4日間触発された結果、最終日に現地の床屋で散髪したのは良い思い出。カリアゲ・ステイゴールド・フォーエバーラブであります。

ひとつ心残りなのは内面のカルティベイトが足りていなかったこと。もっと知識があれば数倍楽しめていただろうに系のやつです。海外行くたびこれになるんもったいないよな、学習しろ自分。

 

 

ラソン

新卒1年目の6月に−金額にして10万円程度だったと思うが-出ると思っていなかったボーナスが支給されて当時の給料3ヶ月分のエクスプローラーⅠ(114270)を2次流通市場にて無金利12回払いで購入した。6年後の2025年現在、同じ型番のモデルの2次流通価格は2倍になっている。その後もロレックスに限らずいろんな時計に手を出しているが、実物資産として使えて気分が良いし、いざとなれば購入価格以上で売れるという安心感、存在もしていない子孫に遺せるという潜在的なハートウォーミングさ、悔しくも僕もワンオブゼムでしかなくロマンを感じてしまう。

なお、ロレックス店舗に行っても欲しいモデルがすぐに出てくることなど稀で、基本的には何度も何度も通い詰めて店員さんとコミュニケーションを取り、ふとしたタイミングで奥に通してもらいーの希望モデルが出てきーの、というのがいわゆるロレックスマラソンの典型パターンとされている。6年前に2次流通市場で買ったのも、その面倒さから逃れてやむを得ずという経緯である。

特にデイトナとかサブマリーナといったモデルは希少度が高くなかなか店舗で買えないそう。需要と供給のギャップを埋めるように2次流通市場が過熱しており、定価の倍だろうと買い手がつくような世界である。ロレックスを投機対象と見る筋もあり、店舗での購入後半年〜1年間は購入制限をかけるなど供給側も転売対策に暇がない。

さいきん身内がロレックスを買ったり、はたまたロレックスサブマリーナマラソンを始めたりで景気が良い。僕も自分のことのように楽しくなってしまって、希望モデルなんか出てくるわけあらへんと高を括ってジョギング感覚でロレックスマラソンを始めてみた。そしたら2回目で本命のデイトジャスト36が出てきてしまい買ってしまいましたという話です。

祖父の2回忌で帰省した紅葉色付く秋空の京都。

Day1、京都大丸店に17時に入店するも閉店時間の19時まで30組の先客。断念。お隣の京都高島屋店に3組待ちの末入店し、在庫が出てきたかと心躍らせるもオイスターパーペチュアルで断念。あっけなくDay1終了です。

Day2、13時に京都大丸店で整理券を貰い清水エリアを散策。中国人が日本を避け始めたとはいえ、欧米人と日本人だけでも十分に溢れかえっていた。現に清水寺なんかは入口の数100m手前から列が微動だにせず痺れを切らして高台寺へ戻った。高台寺はなかなか空いていて、コンパクトで手入れの行き届いた日本庭園から存分に秋を感じた。

ほいで順番がまわってきたのが16時30分。4時間近く待っても、なおかつ在庫があっても僕なんて変な客なので一蹴されますわなガハハと思っていたらスルスルと奥に通されてしまう。これはまさかと思い念のためにカード会社に決済上限を上げるよう申請するとものの10分で申請許可が出て、あろうことかこちら側の購入環境が整ってしまう。マジかよ、断念させてくれよ。

担当者さんへ希望モデルを伝えるとクイズミリオネアばりの焦らし演出が発生して、途中CM流れたんちゃうかっていう間もありながらデイトジャスト36(126234/ジュビリー/フルーテッド/青文字盤)が出てきておったまげた。しかしながら、私の希望はシルバー文字盤ですからこれを心から欲している他の誰かにお譲りしますと担当者に伝えると、また長ったらしいCMが挟まり、幻と思っていた緑文字盤が奥から出てきた。元を正せば緑文字盤なんて幻で出会えるわけがないのでシルバー文字盤でいいという消極的シルバースタンスだったので、当然ながら前頭葉がバグる。幻を目の当たりにしたこと、ちょうどカードの申請が下りたこと、身内との連帯意識、妻が隣にいたこと、過去の購買で損など一度たりとも感じていないこと、諸条件が揃ったことをひとつずつ確認のうえ購入いたしますの一言が出た。50m走でした。

 

 

ダイエット

30歳になって健康の話し始めてる自分おもろすぎる。大数の法則はマジ。近い将来蕎麦打つし、御朱印巡りするできっと。見てろよ自分。

いやあ、3ヶ月で5.5kg減を達成である。いちど61kg台に乗ってからは±1kg前後をキープできている。血液検査の結果もすこぶる改善されて、生活習慣病は生活習慣を改めると治るねんと身内に叫びまくっている。糖質摂取には注意を払い、食後はスクワット・腕立てをそれぞれ15回×2セット、良質な脂質とタンパク質を意識的に摂る、21時以降は水分だけ、これだけでキープできる。

あと副産物がデカい。体の凝りが全体的に和らいだし穿きたいパンツが履けるようになった。5kgって米一袋分やもんな。米一袋分の肉が体から落ちたんですから、そりゃ諸々スッキリするわな。

まずみなさん、血液検査結果をGPTに読み込ませて健康リスクを測定してもらってください。ハッとします。

 

 

monthly review _'25 J-J-A

 

更新頻度が落ちた。まあそういう日もある。

 

◇20250726_FUJIROCK

07:00特急とき往路→09:00シャトルバス往路→11:00加藤パコ→15:00STUTS→17:00苗プリ銭湯→19:00山下達郎→21:10Vulfpeck→22:00Fourtet→散歩・仮眠→30:00シャトルバス復路→31:00特急とき復路

アンビバレンツ!来年も必ずやまた行きたいけれど二度と行きたくない、感情と理性が両極で拮抗している。ただしこの類のエクストリームな経験は思い出係数がかかることを知っている…来年の自分やいかに…

今年は岡山東京間の交通費が浮いたり、カトパコと山下達郎が同じ日に揃ったり、友達からのラブコールも熱かったり。そんなお膳立てせんといてや行かんとあかんやんあかんやん、ということでチケジャム経由でチケット落札。調子に乗って神保町で10年越しにリュック新調したりしてええやんええやん言いながら当日を迎える。。。

■会場まで

早朝の行幸通りには夜間に抜け出せなかった湿気が満ちる。気分は腹から上げてこ↑このために働いてるんやで↑と贅沢具材のおにぎり3つをキオスクで仕入れて特急に乗り込む。数週間前に予約した特急の指定席に座って感じたのは、この席は強い意志でもって確保した指定した席であるということ。越後湯沢から会場へ向かう流しのドナドナバスに乗り込んで感じたのは、この席をあらかじめ指定しておきたかったということ。早くやっときゃ良かった系ほんまダルい。

本命のカトパコまで90分のバッファを持たせて会場着。抜け目ないねえ自分。山の頂にあるメインステージまでの道程にサブステージがくねくね設置されている想定でいたが、実際は同志社大学今出川キャンパス系で同緯度に大小のステージが設置されていた。行ってみんとわからんね。

入場して間もなくどういう奇跡か行きつけのバーのオーナーとバッタリ。世界中の音楽フェスを廻られていて、フジロックにも20年近く毎年六甲から遠征されているとのことだった。会場でお会いしたときはひとつよしなにと先月末にお話しした矢先のことだったので、邂逅してお互いに言葉が出ん。白衣に蝶ネクタイでオールバックではないプライベート姿を初めてお見かけしたな。妖精見つけたきもちに。

ニヤケが止まらんままフンフン勇み足でモッシュピット4列目にひとりリュック抱えたまま陣取り。体力温存とかヌルいこと言うてられへん!と理性が弾け飛んだその瞬間を明確に覚えている。このォ!生きるか死ぬかの戦いにィ!我がァ!王将はァ!負けるわけにはいかんのじゃァ!

■加藤とパコリエル

はい、はじまりました本命。衣装が空調服て。オードリー春日の速度で登場したふたりはパインパインに膨らんだ空調服に身を包んでトゥース!どうやらアンリアレイジとのこと(ギャルソンかと思っていた)。アルゼンチン人がわざわざ日本の服選んでたなら粋やし僕の中で勝手ながら神話にさせていただきます。

1曲目から大興奮です。いつも心にあるけどうまく言葉を与えられなくて掴みどころのない気持ちってあるやん?歌詞に共感が止まらんかったわ。

「Cuando ella baila, se le ve, se le ve.Debajo esa minifalda, quiero ver, quiero ver.Que rebote.Dum, dum, dum, dum, dum, dum, dumbai.Dum, dum, dum, dum, dum, dum, y rompe.Dum, dum, dum, dum, dum, dum, dumbai.Hoy te voy a hacer llorar」

(和訳:彼女が踊ると見える、見えるよ。ミニスカートの下が見たい、見たいな。彼女が跳ねるとドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥンバイ、ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン壊しちゃえ、ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥン・ドゥンバイ、今日は夢中にさせてやる)

ステージ両サイドのモニターで明らかになる歌詞の低俗さ加減、ヘミオラ骨格グルーヴ、バックのギターはTinyDesk以降クビ、ハッシュタグ文化に染まっていることの証左か記憶が断片的で悔しいがまあライブってそんなもんか。いやー低俗グルーヴマジで最高やったなしかし。

終わってから知ったが、あろうことか加藤とパコリエルを逆で認識していた。なんでやねん。おぎやはぎの左は小木やねんからカトパコの左も加藤やろ相場。アラブ界隈?いやいや、アルゼンチン左から読むしやっぱなんなん?

■合流

各キャリアが臨時基地局を整備していたものの送信メッセージに打刻されない状況が続き友達を探すのも一苦労。見つかってクゥーンです。エクストリームな環境下で友達といただくカツカレーのうまいことピザの如し。絵日記ならここ描く。

20代後半になってできた友達だからか、それともお互いに生来そういうATフィールドだからか、それともそれぞれがそれぞれの音楽畑を持っているからか、3人で同じことしたのはこのカツカレーくらいだったかと回顧。緩やかな連帯が心地よいね。

そもそもこんな場に呼んでくれたのもベースキャンプお裾分けしてくれたのもマジでありがたかった。連帯保証人をお捜しの際はお声掛けいただいて結構です。

■STUTS KEEP THE GROOVE GOING

リハで『Ride』演ってくれんのかよ太っ腹やなあと後ろノリを感じていたら雨。ゴアの足下が即死。鎧ちゃうんかえ。禍福は糾える縄の如し…福の方が太いよな…うん… 武嶋聡 on Saxophone、オオギナ on Guitar、打ち込み曲の生演奏しかも好きな楽器奏者なんやから雨など堪えろ自分。

んで本番スタート。客演が公立小学校並のバラエティ。京都METROの子、豆腐屋大麻前科持ち、こども、ゴロツキ、板橋一般人etc... 東大卒の求心力に依るものという理解でよろしいでしょうか。

白眉はポカリの曲やな。ストリングスの打ち込みポカリの浸透圧意識してるわ。バカ沁み。まつ毛に乗った雨粒がHanaHopeに虹をかける。記憶の中の宗教画とリンクして夢見心地。五感でキレイなものを味わえた。

ちなみに夜中に苗場プリンス裏を徘徊していたらSTUTSがDaichi Yamamotoと仲良く散歩してるとこ見れた。うれしいきもち。

■風呂

雨に打たれて冷え切った体を温めようと苗プリ銭湯に向かう。会場から苗プリまでの道にはデカい川が流れていて遠回りするハメに。やっと着いたかと思えば長蛇の列。全身濡れた状態で1時間弱待つのは過酷でした。しょぼサウナとヌルヌル泉質湯船で施設そのものには好評価ボタン押せへんけど、状況も状況なだけになんとか命拾いした心地。達郎を前の方で観るためにさっさと出ようと思っていたけど、風呂に身体が溶け始めてしまい結局長風呂してしまいました。

山下達郎

己の長風呂に加え、会場入口に戻るまで交通整理があったり、会場入ってからも達郎客で前が詰まってたりと人がバイバインになっていた。オンタイムで観れない危機に瀕しながらやっとの思いでベースキャンプ到着。広大なグリーンステージが後ろの後ろの方まで満員。お馴染みのコーラスから幕が開ける。間に合った…

ほとんどステージ最後列ながらも音質がめちゃくちゃ良くて驚いた。普通ボヤけるやろうにSparkleのキレが後ろまで届くって凄いわ。頭のフロアタムで瞬時に沸いたプラスティック・ラブ。途中から竹内まりや割入ってきてヤバかった。i just playing the game... の節の達郎コーラス聴けたので人生アガっちゃった。これからどう生きていこうな。

■fourtet

事前情報なしで友達に連れられて観た。ホワイトステージの音質というか音量これまたヤバい。疲れた身体を更に侵してくる。が、脊髄にくるあの響きはイヤホンでは体感できず噛み締めときゃ良かったと後悔。入場口で会ったバーテンダーさんはfourtetがベストアクトやったとのこと。なおさらまた観たくなるやん〜!

■野宿

友達は近所に宿を取っていたのでお別れ。僕は雨を吸ってダンベル化した荷物を持って朝6時のバスまで5時間野宿。さすがに標高高くて7末でも夜は冷えた。冷えと興奮でなかなか眠くならず、苗プリまで散歩したり、もう1回会場入ったり、ペラペラサンダルで徘徊しながら陽を待つ。

■帰宅

朝10時に帰宅。ホ別4の30時間コースでした。

正規の総費用をメモしておく。

東京までの往復交通費_¥30000/東京↔越後湯沢_¥13000/越後湯沢↔会場_¥2000/1DAYチケット(正規)_¥25000/付随する衣食住費用_¥20000

 

 

□ゆっくりまわっていくようだ

昨年度の健康診断で高血圧と診断され、自己流で塩分に配慮した生活を続けて丸1年が経過しようとしていた矢先、見慣れない会議通知を受信する。会社お抱えの保健師からWeb面談機会を設定されたのである。1年前の健診結果の話を1年後にする…保健師の生態はよく分からんな、と思いつつもコメントをつけて承諾した。「よろしくお願いいたします。パワー」

業務の合間を縫って面談開始。こうも保健師っぽいのか保健師はと内心感じながらひとつくくりの幸薄そうな中年女性と30分程度お話しした。カチッとした職業倫理をお持ちのようで、白米3合は3食で食べるつまり1食1合が米側への配慮ですよね白米ってなんであんなイカすんですかねとヘラヘラする僕を普通に咎めてきた。久々に普通に怒られてだいぶ痺れたよな。最高。保健師は最高。信用できる。変にかかっちゃった僕は話し終わる頃にダイエットスイッチONを自覚した。

んでマイナンバーはすごいな。マイナポータルを覗くと会社の健診結果が連携されてんねんで。知ってた?そしたらば言わずもがなGPTの出番ですね。直近5カ年分の健診結果を食べさせて具体的な食事・トレーニングメニューを吐き出させる。保健師の心に刺さるお言葉をGPTが客観指標で補強してきてこちとら参りましたわ。

さて、現状問題ないが男性30歳平均からするとやや高位と認識できた指標は以下3つ。

Hba1c:直近2ヶ月の平均血糖値を示す糖尿病判定のメイン指標。しごおわ白米1合生活してたらインスリンも効かなくなるわな。

②ALT:ボイパがうまい英語教師ボブ先生ではなく脂肪肝判定のメイン指標。余った糖質が中性脂肪として蓄えられて、度を越すと数値が高くなる。

③血圧:風が吹けば桶屋が儲かるし、桶屋が儲かれば風が吹いている。血圧高けりゃどこかが悪い。奔走していた減塩だのトマトジュースだのは下流における打ち手に過ぎず、上流の打ち手を突き止めるべきやった。鴨川デルタでゲロ吐いても生態系に影響ないみたいな故事成語なかったっけな。

夕飯の炭水化物過剰摂取さえ止めればOKとの助言だったが、こちとらエクストリーム癖があるので炭水化物を極端に制限するケトジェニック法を採用。上記のHba1cとALTは採血しないと把握できないのでさしずめ5kg減量を管理指標に、摂取カロリー源を脂質ないしタンパク質に切替え。最初の3日は四六時中炭水化物食べたいンゴ今すぐその角から飛び出してきてクレメンスが続く地獄っぷり。立ち眩みも激しく日常生活に支障が出た。

3日を過ぎると楽になったが「『今日薬物に手を出さずに済んだ』の連続です」とほざくダルクの連中の気持ちが今は分かる。炭水化物を一度でも摂取するとケトジェニックが即解除されて、そこからケトジェニックに戻すのにまた地獄の3日がやってくる。じゃあ僕はいつになったらナポリピザを食べられるのでしょうか!!!殺してくれ!!!まずはさっさと5kg減量クリアしたい。ゴールテープ手前に寄せてもいいかなGPTコーチさんよ。

 

monthly review _'25 May

 

畑芽育界隈

好きェ〜 ポッキャスうるさくて好き

 

俺は歪な形の針金

顧客提案資料の作成は原則本社組織のお仕事だが、本社組織があまりに体たらくなため、営業現場の我々がやむなく請け負う悲しい現状がある。現場で作成された資料は、顧客への誤説明を防ぐリスク管理の観点から、本社内のコンプラセクションとクオリティマネジメントセクションで濾過され、現場に還ってくるオカタな組織態勢となっている。

先日、営業気力が失せていたので、その代わりひとり家に篭って資料を量産した。ひとつの営業組織から年間5部寄稿されるのが関の山のところ、5月末時点で5部寄稿できたので、善し悪しはさておき社内では異質な働きができたと自負している。そして先日コンプラセクションをなんとか突破し、今日クオリティマネジメントセクションからの赤入れがあった。驚愕した。以下備忘録である。

クオリティマネジメント部の品質さん(仮)から品質審査結果通知を受ける。品質さんとのやり取りは初めてで、図鑑で彼女の素性を確認すると社内で最も格の低い職務だった。いかん…格付で人を判断しちゃいかん…そう思いながら赤入れひとつ目を確認したらわろてもた。格付下の下の下ともなるとこうなるか。

「PDF左上の当社ロゴをもう少し小さくしたほうが良いのでは?(原文ママ)」

それがお前の品質管理なのかい!どうなんだい!ヤー!

課題は3つ。

ひとつ。質に関する課題。客観的基準の欠如。どうやらクオリティマネジメント部が標榜するクオリティマネジメントには、あろうことか客観的な基準が存在しないらしい。そんなことある?担当者によって品質と考えるものが違う。そんなことある?2線組織で?その点では品質さん自身も被害者と言えるがそんなのオッパッピーである。どおりで続く赤入れも調子良く「〜思う」とか「では?」とか「もう少し」とか「今朝パンじゃなくてゴハンの理由は?」みたいなその場のノリ。グルーヴ感じてる?じゃあないんだよ。グータンヌーボかえ。フォントとか罫線の太さとか色とか客観的な体裁基準は各部の内規にすら定めがあるのに、全社横断組織がそれを定めていないの信じられまへん。

ふたつ。スピードに関する課題。工数感覚の欠如。リンゴのおつかい頼まれてリンゴ買ってきたら次にミカンのおつかい頼まれる感じ。これが現在3回目でおもしろすぎる。スーパーごと買えばいい?品質さんに限らず他のスタッフもこのザマ。そんなことある?

みっつ。マインドセットに関する課題。オーナーシップの欠如。これ結局一番害悪なんよな。サラリーマンあるあるやしなんなら自分もやるときある。すんまそん。「当部の所管事項ではございませんので担当部へご確認ください」これほんま良くないよな。ただこれを2線組織が言っちゃうのはヤ〜バいでしょ。パンドラの匣あいちゃったも同然。

品質さん本人にも責任はあるけど、非正規じゃないだけマシってくらいの低賃金職務なので、あーしお賃金貰ってないんでって言われたらそれまで。他人に行動変容を促すのは金か愛と相場は決まっているし、とりわけサラリーマンは金しか効かないので詰み。よって責めるべきは責任ある課長職と分かってるんやけど、その場合は僕も上司召喚っていうめんどいカード切らなあかんし、諸々を天秤にかけると傍観が最良の選択。ナッシュ均衡…!こうしてみんな見て見ぬふりをして自浄できず、業務調査で遊びに来た高給派遣チュアくんが経営層に報告して経営層ガンギレで…っていう定型パターン見えてます。サラリーマンあほすぎ愛おしい。

こんな体たらくでも生活保証されてたら保守的になってまうよな。ベーシックインカムです。次の異動はクオリティマネジメント部がいいな。ゆるふわチェックアンド定時退勤かましてえすぎ。顧客まじ価格転嫁すんまそん。久しぶりに夢ができたので30歳張り切ってまいります。

 

トリュフ豚界隈

先月のブログで先輩が退職しそうな香りをそれとなく醸し出していると綴ったが、その翌日に退職報告があって自分の嗅覚に驚いた。香水好きやからかな。

 

しごでき界隈

仕事ができる/できないという表現が生理的に受け付けられない。自分が全然できないので耳にしたくないというだけの話だが、別の表現にしたほうが少しは建設的で耳障りが良くなると思う。その時々に応じて足りていないのが質なのかスピードなのかマインドセットなのか要素分解した結果を伝えてほしいし、自分も、他人に対して、丁寧に接したい。接しやす〜い。

 

時給払え界隈

珍しく仕事背景を書いてみたが時給が発生しないのに仕事のことを考えてしまい後悔している。こういうのは兵庫県みたく業務時間中に書くべきでした。

 

季節

ミョウガ俺一句詠ませるサマハスカム

 

小袋ちゃん

選挙大敗しちゃった。政治活動も良いけどスカしてないでもっと音楽作ってほしいっす。

 

ヲタク be the one 

ギックリ背中を患ってココカラファインの湿布コーナーに突っ立っていたら「医薬品登録販売者」を名乗るおっさん店員がニヤニヤ話しかけてくる。身体の不調があるとカモにされまいという警戒心が機能せず、気付けば彷徨える仔羊として話を聞く体勢作っていた。メェ。湿布の効用は「松竹梅話法」で説明してもらい、購買側としても相場どおり「竹」を選ぶ。僕にアップセルが効くと思うな。

ほいでここからがおっさん劇場の始まりである。クロスセルを仕掛けてきやがった。まず一言目が「メコバラミンという成分を含むアリナミン系医薬品の売上、当店舗が全国一です」である。凄いのかどうかよく分からんけど岡山に日本一などひとつも存在せんので、キャッキャ喜んでもうた。どうやらこのおっさんは湿布コーナーで彷徨う羊を同様の手口で囲い込みメコバラミン漬けにしまくっているようである。なんか世界史でも羊囲う系の出来事あったな。

コバラミンの説明、メコバラミンを含む商品の「松竹梅」、実際の顧客の声、医薬品卸会社での経験、途中何言うてるかわからんくらいつっかえてたけど不器用なプレゼンのほうが却って信頼できるし、とにかくメコバラミンを試してほしいという気持ちが蛇腹折りの資料のクチャクチャ具合に表れていた。ココカラファインで一般客相手にメコバラミンプレゼン20分披露する動機ほかにないやろおもろすぎるなんやアイツ、ということでアリナミンなんてスピ同然とかいう穿った考えをよそに「竹」にあたるジェネリックアリナミンを購入。

今晩飲み始めて4日目の晩になる。おっさんに会いたい。伝えたい。湿布かメコバラミンか何のおかげかわからんけど、ひとまず背中が軽くなりました。

後日実際にお礼を言うと、恥ずかしそうにくしゃくしゃの顔で何言うてるかわからん音を発されていた。たぶんメコバラミンもっと飲めってことやと思う。

 

monthly review _'25 April

 

韓国旅行

現地集合現地解散の緩い連帯でもって社会人男性6名の韓国旅行を終えた5月初旬。猫の交尾が痛そうという話が3日を通じていちばんおもろかった。あのちんちんも神様が創られたのであります。

「僕は無謀にも2泊3日の出張から直行する選択をしたので外食続き。日に日に胃がダルくなっていきましてね。ポトフ食べたいよーて。ひじき食べたいよーて。でも後半は味の濃ゆ〜い韓国料理しかないわけですよ。食べたらうまいし最高なんやけど、珍しくニキビができるくらい反応しちゃいましてねえ。」って日本語教科書みたいな話を帰国後博多のバーでしてたら、隣の客がよく韓国人胃癌罹患誠に遺憾と教えてくれた。そらそうよな、あの味付けやもん。濃いもん食べて、ニキビできて、ルッキズムに晒されて、美容施術受けて、たまに癌できて、のサイクルなんちゃいますの。死ぬど。

服とか香水とかお買い物系はビビッと来たら良かったものの、旅行補正がかかれど心の底から欲しいものは見つからず。帰ってきてスーツケース開いてみても自分の買い物はお菓子だけという悲しさ、悔しさ。とはいえやはりすでに身の回りは物質的な富で溢れているのでカルティベイトする方向性を志すべきなんです自分。富を富とみなすところから!履いてないパンツに脚を通すところから!香水重ね付けの世界に足を踏み入れてから!昔買った本を読み直すところから!

 

エリック・クラプトン来日公演

思えば小4の頃の担任がドープだった。自作のクラス曲をアコギ伴奏で生徒に歌わせてから下校させるというイロモノ教師。恐ろしいほどに身体に染み付いていてまだC-F-G-Cのコード進行を覚えている。彼はエリック・クラプトンが好きで、何か行事があるたびにシグネチャーモデルのストラトキャスターを持ってきて弾いてくれた。僕にとって彼はごんぎつねとエリック・クラプトンエレキギターの伝道師である。

あれから20年。2025年4月19日(土)17時キッカリにクラプトンが右足でワウペダルを踏み付ける姿を目にする。外タレほど時間に厳格なん好き。白い部屋、黒いカーテン、傍には駅。黒い屋根で覆われる街、くすんだ舗道、くたびれたムクドリ。『White Room』の5/4拍子ワウワウイントロから現人神の90分公演が幕を開ける。

日本武道館2階真正面S席(25000円…!)からはクラプトンご本人を肉眼で確認でき、彼の頭上にはどデカく設置された6枚の縦長高画質モニターが。演者の表情と手元はそのモニターに映され、その他の舞台演出はライティングだけという非常にシンプルな景色。6枚のモニターは武道館のコロッセウム型弧構造に沿って並べられていて、どの座席からも少なくとも1枚は真正面に映るよう配慮されており感動した。また、音響を心配していたが杞憂に終わった。スピーカーはかなりボリュームが絞られていて、スピーカーから音を感じると言うよりアンプから直接音が聴こえてきているような感覚。来世はサウンドエンジニアになりたいよなマジで。

ほいでクラプトンの機材。後日Fender社のライブレポートで詳細を確認でき大満足である。濃紺のストラトキャスターは普通のシングルコイルPU。トーンノブもTBXではなく普通の。ピックアップセレクターは5ではなく3ポジション。足元はCrybabyワウとレスリースピーカーフットスイッチの2つだけ。アンプのツマミもフラット。禅僧?クリーンからクランチ、ひいてはファズっぽい音色までギター側の操作だけで作っていて…。こういう坊主白T青デニム黒ローファーみたいなんがいちばんかっこええねん。

ピークは『Old Love』。(今回のツアーでは演奏されなかった)『Layla』で親友ジョージハリスンの妻に求婚したかと思えば、不倫やらドラッグで離れ離れになり、哀しいなあ言うてできた私小説的な曲だそう。九州男児も泡吹いて卒倒するで。いまこんな曲を川谷絵音が歌ったらコメディの渦に吸い込まれるやろな。とはいえ時代が味方についてたとしてもなかなかの素っ頓狂やし、なんなんだ。曲の成り立ちはさておき、いきなり長尺のマイナーペンタソロから始まってクラプトンご本人だけでなく観客総出で絶頂。曲途中のソロも今まで聴いたどの音源よりも長尺でもうみーんなイキ放題。クラプトンもええ顔して弾くんよなあ。あの顔ええよなあ。

とはいえあんな顔でギター弾いてたクラプトンも今年でなんと80歳になられて、8日間歌い続けるには体力が保たないという現実的な問題もあり歌唱パートは省エネ構成だった。そこコーラスかーい!とかベースのネイザン・イーストめちゃ歌ってるやないかーい!が随所にあった。その代わりか知らんけど、『Old Love』に限らずギターは出し惜しみとかなくむしろ今何小節目?ってくらい長尺のソロを何度も披露してくださり、なんだか僕も日常に戻ってから久々にギターに触れている。真の神様は人に行動変容を促す。

 

年度も変わりましたが

懲役7年目にもなるのに純粋な後輩ができた試しがない。良し悪しの話ではないし意志もないけど、ベンチャーの友人は人様の給与を決められる立場にいるのに、僕は他人に指図もできないという事実。万年お茶汲みどんだけ〜。

ほいで牢獄にひとり新人が入ってきたかと思えば年上後輩やったし、あろうことか5月初旬までに大事な大事な有給を4日も消化されており転職間近のイヤ〜な香りがプンプン漂う。これから月次で答え合わせしてまいります。

 

ギックリ背中

ちょっといま緊急で動画回してますって言いたくなるくらい緊急でギックリ背中を患った。2年ぶり同箇所2回目。癖づいてしまっているようだ。

保険診療以外は戯言と舐達麻も吐き捨ててたなあとか思いながらちゃんと医療機関を探したが近所にない。やむを得ずココカラファインで市販の湿布買ったけどめちゃめちゃに高いねんな。

てか処方される湿布が安いな。ずっと思ってるんやけど3割負担ってあまりに負担軽すぎないか?運動不足が災いして身体壊してるんやからもうちょい自分負担します!てかんじだ。んでしかも今回は軽症やしさ、8割くらい僕に負担させて然るべきよな。

3割しか取られへんし不摂生でいいやっていう倫理観の欠如が未来の僕たちを却って苦しめている気がする。客観的な健康スコアを弾き出して社会保険料負担率に反映させてる国とかあるんかな。教えてシンクタンク

monthly review _'25 March

 

懲役7年目前夜

出会いと別れの季節らしく古いパソコンとお別れした。サクサク動くし軽いしで感動しているが、CtrlとFnの位置が変わって指が攣りそう。労災申請します。

 

「信頼できない語り手」

3月頭の大阪で遊んだことをシコシコ書こうと思ったけれど、一度書いてから自分の筆の鈍重さに辟易してしまったので簡潔にいきます。

500キロ離れているにも関わらず月一ペースで会う友人は、この歳では貴重だと感じた。それと、友だちの友だちと遊ぶ機会が増えたけれど、結局友だち、類友。友だち同士の相関関係を説明するには今や黒板が必要。3月の逢瀬についてはこの程度の雑感にとどめさせてください。

 

ZATTO

取り壊し間近の味園ユニバースで小袋成彬のライブを観てきた。小袋成彬いいかもと初めて感じたのは、正体不明のQieziMaboなるプロジェクトとのコラボでハンパない美声を聴いたコロナ禍真っ最中の頃だった。とはいえそれからも有名曲をピックして聴いてきた程度で胸を張ってフアンとは言えない距離を感じていたが…

ライブ当選後、ライブツアーに併せて刊行された彼のエッセイ集を買ってみた。結局開いたのはライブ前日の23時。浪人生? 一駅先の新神戸まで自由席で立ちながら(250315から自由席車両が縮減されてビックリ!)、繁田に並びながら、ウェルブ六甲道のサイゼで1403と3906を食べながら、六甲道発の快速に乗りながら、義務感をもってして読破した。義務で読むエッセイほんまダルいわ。どうやら小袋くんはロンドンかぶれ真っ只中らしい。普通の青年の普通の文章で小袋成彬が書いてなかったらおもしろくなかった。俺は贔屓とかせんで。

ほいでな、全アーティストに告ぐ。17時開演なら17時に楽器を鳴らしてください。なにしてんねん。ファミマ行ってる?17時までに行ってください。こうやって待たされたり三寒四温の谷とか雨とか人混みで久々に不機嫌を自覚しながら15分押しで開演。

小袋は花柄のシャツを第二ボタンまで開けてタックの入ったグレーのスラックスにタックインの出で立ち。なんとも北野映画な色気。アコギは高めに抱え込むスタイルやねんな、品があって好きです。えらい乾燥肌っぽかったのはタバコのせいか?ビタミンCとワセリンが効果的と美容看護師のノエちゃんが言うてるで。いづれにせよモテるんやろな…。

それぞれの曲の感想は心に留めておくとして、彼の態度について。1発目のMCで「俺アンコールとかないんで笑 持ち曲少なくてすみません笑 がんばります笑」とかスカしていた。15分押しで始まって70分で終わってアンコールなし。短い。フェスちゃうで?相場は90分+アンコールちゃう?ロンドンかぶれか?どういう意図かさっぱりわからんが、少なくともその態度がかっこいいと思って演じているわけでしょうから、客側もそれをかっこいいものとして受け容れるほかないけど…。Do Your jobって感じだ。スカすとこミスんなってハナシ。

メンバー編成について。バンドセットで演ってくれた。ありがてえ。ライブなのにDJに音任せるカラオケスタイルそない好きちゃうんよな。ライブ言うてんなら楽器で圧倒してほしいね。さいきんはSANABAGUNのギターが引っ張りダコっぽい。反社ムーブかまし中のNJZでバック務めてたの覚えてて、ステージ上のギターがその彼と判明した瞬間ブチ上がった。ベースの人もジャズの香りがした。調べると藤井風どっぷりっぽい。ニューヨークから風と紅白出てた。スタジオミュージシャンはこの世でいちばんかっこいい仕事や。ライブのハイライトはどう考えても『Butter』の「フォれもフォなじなんだハ」の一節。そして同じコードで繋がれた『StrasbourgStDenis』。ありゃ沸いた。どっちが先なんやろな。『Strasbourg〜』から着想を得たのか、ジャムしてて『Strasbourg〜』に行き着いたのか、交際して性交渉なのか、それとも性交渉して…

いろいろ含めて小袋ワールドということで楽しかったしもう少し知りたくなった。ライブ後はイルソーレロッソでシチリアーナとカンノーリを食べて、Amzaに戻りアウフグースを受けて就寝。パーフェクトデイでした。

 

オルタナティブの示すオモテは信頼に足るか

上の文は彼がさいたま市長選立候補前の文。ここ以降は立候補後。こないだライブに行ったばかりの小袋成彬が自身の出身地のさいたま市長選に立候補した。2025年5月25日投開票とのこと。

シンプルにたまげたよな。マニフェストも極めて純粋。特定の政治思想・経済思想に染まってるわけでもなさそうで平々凡々、良い意味で子どもっぽい。僕には投票権もなければ彼への愛もちゃんと育めていないけれど、立候補表明前と後とでは彼の言動がより気になるようになったし、彼が何らかの政治的スタンスを披露する段階になれば足を運んでしまうかもしれない。まだ彼のことをジャッジするにはおこがましいので、遠くからちゃんと眺めていようと思う。

ただ少なくとも外野から政治を語る人とはレベルがちゃうよな。究極の順張りポジション、圧巻です。がんばえ〜

 

俺はウスデニットも好き

読書の絶対量が少ないことをコンプレックスに感じていて、活字に浸かる時間を捻出したいなと日々モヤモヤしている。「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」じゃあないんだよ。できた傷はよく食べてよく寝て治すべきで、絆創膏貼って治るん期待してたらアカンと思うねん。優先度の問題ですって誰か絶叫しながら焚書してくれ。ハァ?

同時に、最近は立て続けに旅行をしており、非日常に浸かることの中毒性を身を以て覚えつつある。

そこで活字×非日常=ミステリと半ば強引に接続。ミステリ小説に手を伸ばしてみた。10代の頃は読書ときたらミステリ一択だったのでなんだか昔の自分おひさしぶりでござんすといった気持ち。宇垣美里がリコメンドしていた『方舟』というフー・ホワイダニット(誰がなぜ殺ったのか)モノを読んでみた。最後数行でドンガラガッシャン系。不整脈なるて。だいぶおもろかった。

ほいで個人的に頭を離れないのは、有栖川有栖の綴るあとがきに出てきた「信頼できない語り手」という用語。叙述トリックの一種。おしゃれな言い回しよな。叙述トリックは構造からして出オチなのでリコメンド情報が出回りにくくなかなか出逢えない寂しさがあるが、そのぶん出逢ってしまえば何事にも代えがたい読書体験が約束されている。読みたいと思って出逢えるものではないこの構造めちゃおもろいな。オフラインラブやん。僕はニースとナナミが好きです。この勢いのままいくつかミステリー小説をたのしみたいと思う。

 

ロン毛にニット帽は山下達郎ですが

ちいちゃいバッグにでっかいぬいぐるみ着けるファッションが韓国女性アイドルを源流として流行っているそう。さて、目の前に座る推定50代の男性サラリーマンの手首には数珠が巻かれている。あの数珠は誰が源流?外野にいるとぬいぐるみも数珠も同じに見えておもしろいなと思いました。僕は両脇に木彫りの熊抱えてるけどまだ流行ってない。

 

目前の明日

もっと話そうよ目前の明日のことも テレビ消してあちきのことだけを見ていてよ